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Head タグ内のタグ重複を防ぐ


結論

重複を避けたいタグに key オプションを追加し、同名のキーを設定します。

import Head from
  - next/head;
 
function IndexPage() {
  return (
    <div>
      <Head>
        <title>My page title</title>
        <meta property=
  - og:title content=
  - My page title key=
  - title />
      </Head>
      <Head>
        <meta property=
  - og:title content=
  - My new title key=
  - title />
      </Head>
      <p>Hello world!</p>
    </div>
  );
}
 
export default IndexPage;

こちらのコードの場合、重複している meta タグのうち後者のみがレンダリングされます。

next/head Dedupe only items with unique key #5800

背景

当ブログは、ブログに関する情報は pages/_app.tsx の Head タグ内に、ブログ記事ごとの情報は lib/components/layout.tsx の Head タグ内にメタ情報として設定してあります。 しかし、上記で示したような meta タグの key オプションが設定されていなかったため、og:title などのOGPに関する meta タグが重複したまま parse されてしまい、例えば Slack チャンネルにブログ記事のリンクを貼り付けた際に、各記事のタイトルなどのメタ情報が表示されませんでした。

その他の方法

nfl / react-helmet

こちらの react-helmet というライブラリを使っても解決できそうです。

Head タグ内の meta タグが重複した場合、ネストしている子コンポーネントのタグを parse します。

使い方も簡単で、

import React from
  - react;
import { Helmet } from
  - react-helmet;
 
class Application extends React.Component {
  render() {
    return (
      <div className=
  - application>
        <Helmet>
          <meta charSet=
  - utf-8 />
          <title>My Title</title>
          <link rel=
  - canonical href=
  - http://mysite.com/example />
        </Helmet>
        ...
      </div>
    );
  }
}

このように対象のタグを <Helmet> で囲むだけで対応してくれます。

ただ、Next プロジェクトで試してみたところ、

Unhandled Runtime Error
TypeError: Cannot read property 'tagName' of null

エラーが発生してしまいビルドできなかったです。

react-helmet example

Next.js の場合はこちらのサンプルリポジトリを参考にすると実現できそうです 💪

とはいえ、Next.js の場合は最初のやり方で対処してくれるので、 react-helmet を使う必要はなさそうです。

さいごに

今回の件でドキュメントの重要性を再確認できました。Next.js の場合ドキュメントは英語ではありますが、フレームワーク自体がシンプルなのでドキュメントも読みやすいです。なので、毛嫌いせずに読み込んでみます。

OpenGraph に関しては、次のサイトで URL を入力することでプロパティ設定を調べることができます。

Facebook for Developers / シェアデバッガー

修正が必要な箇所や、SNS に URL を投稿した際のプレビューなども確認できます。